おうちで【論理的思考力】を鍛えましょう!

こんにちは。塾長のもとうちです。
今回もかなりのご無沙汰です。

昨日・本日で大学入学共通テストが実施されております。
私も10年余り前に受験したセンター試験のことをよく覚えております。
私の部屋が寒すぎてなかなか眠れず,2日間とも3時間ほどの睡眠で臨んだのはよい思い出です。笑


さて,センター試験から大学入学共通テストに名称が変わり,
問題の内容も少しずつ変わってきております。

どの教科についても言えることですが,
「長い文章を読み,その内容を論理的に考察して解答を導く出題」が増え始めています。
(〇〇と書いてある ⇒ だから△△だと言える ⇒ それに伴って××だと示される  というような面倒で複雑な問題です)


こういった問題に対処できるようにするためには,日ごろから
【物事を論理的に考えるトレーニング】をすることが欠かせません。

【物事を論理的に考えるトレーニング】の例として
「『なぜ?』『どうして?』を常に考え,それを他者に説明する」ことが挙げられます。



最近発表されたニュースを例にイメージを持っていただこうと思います。

「コロナ禍で世の中が混乱した2021年でしたが,この年の日本の企業の倒産件数は6030件で57年ぶりの低水準となった」と報道されました。
ニュースを見てお子さまは「ふーんそうなんだー」で終わってしまいがちです。
しかし,それでは甘いです!

お子さまには,倒産する企業が増えそうなのに『なぜ,倒産した企業は少なかったのか?』というところまで,思考をめぐらせてほしいです。
ちなみにその主な理由は,政府などが企業に無利子の融資などを行い,それで窮地を脱した企業が多くあったためです。

まとめますと,
コロナで経営が苦しい企業が増えた ⇒ 企業を救うために,無利子の融資などが積極的に行われた ⇒ 企業の倒産数は比較的少なくなった

(もちろん,もう少し複雑な事情も絡みますが概ねこのような感じです)
という論理的な道筋が示される訳です。

以上のようなイメージで,お子さまには『なぜ?』『どうして?』を日頃から考え,物事を論理的にとらえるトレーニングを積極的に行ってほしいです。

とはいえ,お子さまがこのようなトレーニングを率先して行うのは難しいと思います。
そこで,ご家庭内でニュースを見たりした際,お子さまに対して「どうしてこうなったと思う?」
と声掛けをしていただき,論理的に考える機会を与えてあげるのがよいかと思います。

考える機会を積極的に与えてお子さまの論理的な思考力を強化し,複雑な問題にも対処できる力をつけてもらいましょう!!